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神戸アイセンター開設7周年記念講演会 「世界初iPS細胞治療から10年・NEXT VISION設立10周年」開催

 神戸アイセンター(神戸市立神戸アイセンター病院、公益社団法人 NEXT VISION)は、眼科領域において、さまざまな疾患に対し最適な医療を提供するとともに、再生医療分野をはじめとする世界最先端の基礎研究、臨床応用、治療、ロービジョンケア(※)までトータルで対応する全国初の施設として2017年12月1日にオープンいたしました。
 神戸アイセンター構想の中核であるiPS細胞治療開始から10年、また、視覚障害者支援を行う公益社団法人NEXT VISIONが設立10年という節目にあたり、市民の皆様に神戸アイセンターの取り組みをご紹介するため、下記のとおり講演会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
※ロービジョンケア:弱視者・視覚障害者向けの日常生活支援等

1 日時・開催方法等

 (1) 日  時    2024年12月8日(日) 15時00分~16時30分

 (2) 場  所    神戸臨床研究情報センター(TRI)第1研修室
            (〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目5番地4号)

 (3) 主  催    神戸市、神戸市立神戸アイセンター病院、公益社団法人NEXT VISION、株式会社ビジョンケア

 (4) 開催方法    現地及びオンライン(Zoom)のハイブリット方式

 (5) 参加方法等 現地100名、オンライン400名 ※申込先着順 /参加費無料

 (6) プログラム

   【講演1】 神戸市立神戸アイセンター病院 病院長 栗本 康夫
         演題:『人生百年時代における日本人の失明原因と眼のiPS細胞治療』

   【講演2】 公益社団法人NEXT VISION 代表理事 仲泊 聡
         演題:『NEXT VISIONの10年』

   【講演3】 株式会社ビジョンケア 代表取締役社長 髙橋 政代
         演題:『持続可能な再生医療』

2 参加申込方法

  申込期間は、11月8日()9時~12月8日(日)15時まで、いずれの参加方法についても定員に達し次第、申込受付を終了させていただきます。

    【申込先】下記URLより必要事項をご記入の上お申込みください。
       URL: https://nextvision.or.jp/lp/7th-lecture/

 ※一般参加等に関するお問い合わせ先
  公益社団法人 NEXT VISION TEL:078-304-4455(9時~17時/平日のみ)/E-Mail: visionpark@nextvison.or.jp

 

3 (参考)神戸アイセンターのこれまでの歩み

2014年

8月

一般社団法人NEXT VISON設立(12月:公益社団法人へ移行)

 

9月

世界初の網膜色素上皮(RPE)細胞シート(自家)移植 ※1

2017年 

10月

神戸市立神戸アイセンター病院開設許可

 

3‐9月

世界初の網膜色素上皮(RPE)細胞懸濁液(他家)移植(4例)※2

 

3月

株式会社ビジョンケア設立

 

12月

神戸アイセンター開設

神戸市立神戸アイセンター病院開院

2020年

2021年

10月

2月

視細胞(網膜シート)(他家)移植

       〃      (2例目)

 

3月

網膜色素上皮(RPE)細胞懸濁液(他家)移植

2022年

11月

網膜色素上皮(RPE)細胞凝集紐(他家)移植(※継続中)※3

※1 自家(自己の細胞)のiPS細胞より作製した網膜色素上皮(RPE)細胞シートを滲出型加齢黄斑変性(加齢に伴うRPEの機能低下により、網膜下に新生血管が生え出すことで網膜下で出血が起こり、進行すると中心視野障害及び視力低下をもたらす網膜変性疾患)の患者の網膜に移植する臨床研究
※2 他家(他人の細胞)のiPS細胞より作製したRPE細胞を含む液体(懸濁液)を、RPE不全症(RPE細胞の異常が原因で引き起こされる網膜変性疾患の疾患群)の患者の網膜に移植する臨床研究
※3 他家のiPS 細胞より作製したRPE細胞を、より生着しやすいように紐状に連なった状態に加工し、RPE不全症の患者の網膜に移植する臨床研究

 

神戸アイセンター
iPS細胞を活用した世界初の臨床研究をはじめとして、基礎研究から臨床応用、治療、リハビリ・生活復帰支援まで、眼の問題について全般的に対応できるワンストップセンターの役割をめざした構想のもと、国家戦略特区プロジェクトに位置付けられている。

 

神戸市立神戸アイセンター病院
自治体病院としては唯一の眼科専門病院として神戸市の眼科領域の中核病院であり、標準医療からiPSを活用した世界初の臨床研究の実施まで行っている。また、神戸医療産業都市に貢献するとともに、眼のワンストップセンターとしての役割を果たすべく、臨床研究から臨床応用へ、そして治療、障害者支援への橋渡しまで幅広い取り組みを進めている。

公益社団法人NEXT VISION
視覚障害者の日常生活・就労など社会参加活動等に対する様々な支援、視機能の向上・回復のためのリハビリテーション及び必要となる技術開発と支援、眼科領域における調査・研究等を行うことにより、すべての視覚障害者の福祉向上と科学技術の発達に寄与することを目的に設立。

株式会社ビジョンケア
網膜疾患の治療法の開発をはじめ、視覚障害者が抱えるさまざまな問題を解決するため、研究、臨床、患者ケアを一体化させた「神戸アイセンター構想」のもと、世界初のiPS細胞を用いた臨床応用に成功したチームによって設立。「Total solutions for every patient-すべての患者さんのために、あらゆる解決策を」を理念に、網膜外層疾患の治療開発のみならず、ロービジョンケアなど視覚障害者への包括的な支援に取り組んでいる。また、日本の医療システムの課題解決を目指して革新的な取り組みも進めている。

以上